2026年6月号(No.667)バックナンバー

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着任のご挨拶(SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION)

シンガポール日本商工会議所 副会頭/財務担当
SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION
Senior General Manager

鈴木 智和

シンガポール日本商工会議所の皆様、三井住友銀行の鈴木智和と申します。山﨑の後任として2026年4月にシンガポールに着任し、JCCIの副会頭兼財務担当を務めさせて頂くことになりました。これからどうぞ宜しくお願い致します。

三井住友銀行のアジア・大洋州本部では、「事業軸」と「地域軸」から成るマトリックス組織を導入していまして、この度私が着任しましたアジア・大洋州営業第一部は「事業軸」を担い、中国大陸とインドを除く、東南アジア・東アジアの10か国の日系・韓国系のお客様を担当させて頂いています。グローバルに展開するお客様に対し、金融・事業の両面からシームレスにお手伝いさせて頂けるよう、地域内で密に情報共有と連携をできる体制を整えています。

従いまして、私は住居をシンガポールに構えるものの、頻繁に各国に出張することになります。前任の山﨑と同様に平日の半分ぐらいはシンガポールを離れることになる見込みですが、デジタルの活用も含めて、JCCIの活動に極力参加し、貢献したいと考えています。

続いて、自己紹介をさせて頂きます。私は1995年に銀行に入行し、国内での3部店での勤務を経て、まず2005年から2012年にロスアンゼルスに駐在しました。当時は妻と二人だったこともあり、国立公園を巡ることが楽しみの一つで、車に荷物を詰め込み、グランドキャニオン、ヨセミテ、イエローストーンなどの国立公園を頻繁に訪れました。地殻変動と厳しい気象条件が形造った壮大な大地や、遥か彼方の地平線に沈む美しい夕日など、目を瞑ると今でも素晴らしい景色が浮かびあがります。

その後、約6年間の名古屋勤務を経て、2018年から2020年に香港に駐在しました。2019年には、香港独自の民主的選挙や自由を求める運動が活発化し、数百万人が参加する大規模な抗議活動が目の前で行われました。結果的には2020年から始まったコロナウイルス禍によりデモは封じ込められてしまいましたが、自由を求める香港人のパワーに圧倒された次第です。

また、2021年から2023年にはホーチミンに駐在しました。前半は強烈なロックダウンの中で銀行のオペレーションを維持することに苦闘し、後半は発展の目覚ましいベトナム経済を肌で感じることが出来ました。初めての新興国駐在でしたが、親日のベトナム人に温かく迎えて貰い、現地メンバーと協力し合って多くの困難を乗り越えた際の学びは、私の銀行員人生において貴重な財産となっています。

そして、再び名古屋にて3年間勤務した後に、今回のシンガポール赴任へと至りました。海外勤務が3回/通算11年、名古屋勤務が2回/通算10年弱と、海外と名古屋の往復を繰り返し行って来ましたが、従事した業務内容としては、一貫して日系のお客様を担当させて頂いています。ロスアンゼルス駐在時はリーマンショック、香港駐在時は民主化デモ、ホーチミン駐在時はコロナによる強烈なロックダウンと、各地でサプライズな出来事が起こりましたが、今回のシンガポール駐在時にどんなポジティブなイベントを体験できるか楽しみにしているところです。

足許の世界情勢に目を移しますと、特にトランプ2.0の誕生以降、大きな変化が非常に速いスピードで起こっています。相互関税の導入や、直近では中東情勢を始めとする地政学リスクの高まりなど、日系企業にとっての事業環境は非常に不安定であり、先を見通すのが容易では無い状況かと思います。一方で、日本の「失われた30年」が終わり、「金利のある世界」へと移り変わる中、日系各社のグローバルなビジネス展開はより活発化していると感じています。今回、JCCIの活動への参加機会を頂きましたので、会員企業の皆様のアジアでの発展に貢献できるよう努めて参ります。

最後になりますが、皆様の益々のご健勝を祈念して私からのご挨拶とさせて頂きます。

シンガポール日本商工会議所

6 Shenton Way #17-11 OUE Downtown 2 Singapore 068809
Tel : (65) 6221-0541 Email : info@jcci.org.sg

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