当地シンガポールに目を向けますと、政府主導の「スマート・ネーション」は「2.0」へと進化しています。MDDI(デジタル開発・情報省)の施策は加速し、昨年9月発表の「Singapore Digital Gateway(SGDG)」構想は、自国のデジタルリソースを海外と共有・連携させる強い意志を示しました。また、GovTechが推進する「心あるデジタル化(Digital with a Heart)」は、技術先行ではなく市民生活の質的向上に主眼を置いています。
多くの日系企業がここシンガポールを東南アジアの地域統括拠点と位置付けておりますが、こうした「信頼(Trust)・成長(Growth)・コミュニティ(Community)」を重視する政策環境は、我々が域内イノベーションを牽引する上で極めて重要な基盤となります。シンガポールは単なる市場ではなく、世界に向けた価値創造の実証拠点としての重要性を益々高めています。
デジタル時代だからこそ、対面での交流や文化的な理解が信頼醸成に不可欠です。ご参加の皆様より、シンガポールへの愛着が深まり、JCCI会員間の交流も活性化されたとの声を多数頂戴し、活動の大きな励みとなっております。
迎えた2026年は、AIやGX(グリーントランスフォーメーション)といった新たな潮流が加速する中、当部会が冠する「法人サービス」と「IT」の融合領域が、企業の変革においてこれまで以上に重要な意味を持つ年となるでしょう。
本年は、昨年の活動を通じて得られた多くの「繋がり」や「知見」、そして皆様からの温かいフィードバックを最大限に活かし、活動をより一層充実したものへと発展させてまいりたいと考えております。皆様のご支援とご協力を賜りながら、JCCI各部会との連携も深め、実務に即した有益な情報の共有や、業界の垣根を超えた強固なネットワーク構築に尽力する所存です。
結びに、2026年が皆様にとって飛躍と挑戦、そして実り多き一年となりますことを心より祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。