シンガポール日本商工会議所の会員の皆さま、新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては健やかに新春を迎えられましたこととお慶び申し上げます。
旧年の途中から第二工業部会長を引き継ぎましたが、会員の皆様から格別のご支援を賜り、無事新たな年を迎えることができましたこと厚く御礼申し上げます。
2026年は、日本とシンガポールの外交関係樹立60周年という記念すべき節目の年です。両国の長きにわたる友好と協力に心より敬意を表するとともに、この良好な関係が今後もさらに発展し、両国の産業界に新たな価値をもたらし、飛躍の年になることを祈念いたします。
第二工業部会は、繊維、化学、食品、硝子、ゴム、ガス、石油、セメント、印刷、紙、塗料など、多様な業種の企業で構成されており、シンガポールにおける製造業の中核を担う存在です。2025年を振り返りますと、世界経済の不確実性やサプライチェーンの変動、脱炭素化への対応など、課題は多岐にわたりました。しかし、部会各社は環境対応技術の導入、デジタル化による生産効率の向上、地域市場への柔軟な対応などを通じて、着実に競争力を強化してきました。
本年度、第二工業部会では、以下の3つを業界共通の課題として認識し、対応を強化する必要があると考えています。
- サステナビリティへの対応
ASEAN域内での環境規制強化や顧客の意識変化に対応し、再生可能エネルギーの活用や循環型ビジネスモデルの構築を推進する。
- デジタル化・スマートファクトリー化の促進
IoTやAIを活用した生産管理の高度化、品質保証の効率化を進め、シンガポールをハブとしたスマート製造のモデルケースを目指す。
- 人材育成とイノベーション創出
多様な人材の活躍を支援し、研究開発や新素材・新技術の導入を通じて、付加価値の高い製品・サービスを提供する。
また、2026年の干支は「午(うま)」にあたります。古来より午年は、力強く駆け抜ける躍動の象徴とされてきました。日本企業がこの勢いを胸に、シンガポールをはじめASEAN市場で果敢に挑戦し、さらなる飛躍を遂げることを期待しております。また、第二工業部会としても、会員企業間の連携を強化し、情報共有や共同プロジェクトを通じて、持続可能な発展を実現してまいります。
最後になりますが、本年が会員の皆さまとそのご家族にとりまして、健やかで実り多い一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。引き続き、JCCIならびに第二工業部会の活動に変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

