2026年5月号(No.666)バックナンバー
着任のご挨拶(KDDI ASIA PACIFIC PTE LTD)
シンガポール日本商工会議所の皆様、KDDI ASIA PACIFICの若井と申します。
弊社松浦の後任として今年4月に着任し、理事、および法人サービス・IT副部会長を努めさせて頂くこととなりました。先ずはこのような機会を頂いたことに感謝申し上げますと共に、皆様のお役に立てるよう精一杯努めて参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
私は1996年の入社以降、4回目の海外赴任となりますが、今まで国内外で法人のお客様の営業や営業企画に携わってきました。日本では放送、製造、流通・小売りのお客様を、海外ではドイツ、オランダ、ポーランド、フィリピンで幅広い業界のお客様を担当させて頂き、通信サービスやITインフラ周りの機器、エンジニアリング、およびクラウドサービス等を中心にご提供してきました。
海外にまつわる部分で申し上げますと、欧州赴任時代には日本企業様の東欧進出が活発で、聞いたこともない街の更地(工場建設予定地)に通信回線を敷設する為、現地の役所や通信会社に陳情して回ったりしていました。また、フィリピン赴任時代はコロナ禍で従業員のワクチンを買わなければならず、方々を探し回りました。最終的にはお客様にご紹介頂いた機関から購入出来、皆に一回目のワクチンを提供出来た時が赴任を通して最も嬉しい瞬間でした。その後、日本のODAを通じて国内初の長距離トンネルや地下鉄建設に携わらせて頂き、ナショナルスタッフの皆が誇りに思える仕事を作れたのは良い思い出です。
これまでの数多くのお客様やパートナー様とのお付き合い、人間関係が私の財産であり、今後も大切にしていきたいと思います。
さて、弊社は1961年にシンガポールに駐在員事務所を構え、1989年に現地法人化しておりますが、この国の力強い成長と共に拠点の重要度も高まり、現在は東南アジアを中心とした14カ国を統括する立場にあります。
シンガポールに関しては、今まで出張ベースで何度か来ておりましたが、来る度に目に見えて変わっており、皆様が仰られる社会・経済の変革のスピード感を尊敬しております。私共のIT業界も変化が激しく、近年ではAI、サイバーセキュリティ、データセンターといった領域が注目を集めております。弊社もシンガポールや東南アジア域で法人のお客様の多様なニーズに迅速にお応え出来るよう自らを変革し続け、皆様の事業成長の一助となり、ひいては地域社会の発展に貢献していく所存です。
本年は、日本・シンガポール外交関係樹立60周年という節目であり、今年3月の両国の首脳会談でも関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすることが表明されました。国家間の紛争がニュースにならない日は無く、東南アジア域でも紛争影響が色濃く出ている国々もある中で、日本とシンガポールが協力を深化させることの意義は大きいと思います。
当地においても様々な取組みがあると思いますので、私も皆様にご指導頂きながら両国の関係強化のお役に立てれば幸甚です。
最後になりますが、会員企業の皆様、事務局の皆様、ご家族の皆様の益々のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げご挨拶とさせて頂きます。