2026年1月号(No.662)バックナンバー

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新年のご挨拶(駐シンガポール日本国特命全権大使)

駐シンガポール日本国特命全権大使
THE AMBASSADOR OF JAPAN TO THE REBUBLIC OF SINGAPORE

石川 浩司

シンガポール日本商工会議所の皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年10月には日本初の女性首相が誕生しました。私自身、シンガポール政府関係者などから、日本の大きな変化の兆しに対する強い期待感を感じております。高市総理は、就任直後からASEAN、APEC、G20さらにはトランプ大統領来日という怒濤の外交日程をこなしながら、経済政策にもスピード感を持って取り組んでいます。

新内閣における成長戦略の肝は、「危機管理投資」です。これは、AI、半導体、量子、バイオ、サイバーセキュリティ等の戦略分野に対する大胆な投資促進、国際展開支援、人材育成、スタートアップ振興等の多角的な観点からの総合支援策を講ずることで、官民の積極投資を引き出そうとするものです。これらの分野はいずれもシンガポールが力を入れている分野に合致しますので、日系企業の皆様への支援を含め、我々大使館としても、経済外交の重要分野として取り組んでまいります。

昨年のシンガポールからの訪日観光客数は、一昨年の過去最高記録の約69万人を上回り、初めて70万人を超える見込みとなりました。これを支えたのが大阪・関西万博であったことは言うまでもありません。来訪者数は2900万人を超えましたが、なんとシンガポールパビリオンにはその1割弱、200万人以上の来場者がありました。5月には愛子内親王殿下も万博を訪問されましたが、殿下が唯一観覧された海外パビリオンがシンガポールでした。シンガポールにとっても、万博は大成功だったのではないでしょうか。私自身は、昨年8月のシンガポール・ナショナルデーに、リー・シェンロン上級大臣に随行する形で出席しました。石破前首相との会談の場には、ミャクミャクと、マーライオンのマスコットであるマーリーとが親友として仲良く並べられていたのが印象的でした。外交にも花を添えることができ、素晴らしい会談となりました。

皆様ご存じの通り、今年はシンガポールと日本の外交関係樹立60周年(SJ60)を迎えます。両国政府は、記念行事のスローガンとして「Co-imagine, co-create and co-evolve」に合意しました。このテーマのもとで各種交流事業を実施し、両国間の良好な関係をさらに深める契機にしたいと考えております。これらの記念行事に使用するロゴマークも昨年12月にようやく決まりました。両国のこれまでの交流関係を次世代へとつなげ、一層深めていけるような一年とすべく、JCCI会員企業の皆様ともさらに緊密に連携し、協力してまいります。

また、これらのイベントの中でハイライトとなる大規模なメインイベントを、11月28日と29日に当地にて開催する予定です。このイベントでは、食や観光、ポップカルチャーといった日本の人気コンテンツのみならず、日本企業の皆様が誇る先端テクノロジーやビジネスソリューションも含めて展示・体験できるようにし、日本の潜在力を広くシンガポール国民の皆さんに感じてもらえるようなものにしていきたいと考えております。

つきましては、メインイベントへのスポンサーとしてのご協力やブース出展について、JCCI会員企業各社の皆様におかれては、是非前向きにご検討いただければ幸いです。

最後になりましたが、JCCIの皆様が日頃から日星間の経済関係を支える活動を精力的に行っていただいておりますことに改めて感謝申し上げます。これまでの継続的なご尽力を讃えるとともに、益々のご発展と会員企業の皆様のご多幸、ご健勝を心より祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

シンガポール日本商工会議所

6 Shenton Way #17-11 OUE Downtown 2 Singapore 068809
Tel : (65) 6221-0541 Email : info@jcci.org.sg

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