今月も JCCI月報2026年2月号を最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
国際秩序の変化が進む中、中国の動向は東南アジアやインドの事業環境を考える上で、不可欠な要素となっています。第一特集では、中国・シンガポール双方での駐在経験を持つ岡野陽二氏が、中国企業の東南アジア進出の実像を多角的に分析しています。シンガポールの日系企業にとっては、中国拠点との連携や、中国企業を競争と機会の両面から捉える視点が、重要な示唆となるでしょう。
また、日本産食品の輸出が量・金額ともに拡大する中、シンガポールは高付加価値市場として、引き続き重要な役割を担っています。第二特集では、在シンガポール日本国大使館の潮田遼氏が、現地の食市場の現状を踏まえつつ、JETROと連携した輸出支援の取り組みを紹介しています。外資系企業や現地飲食・小売との協業を通じた需要開拓の事例は、食品企業に限らず、当地の日系企業が官民連携や異業種連携を検討する上でも、示唆に富む内容となっています。
今月号では、国際秩序の変化の中で中国動向を軸に東南アジア・インドの事業環境を読み解く視点と、シンガポール市場における日本産食品の官民連携による需要創出の現場を紹介しました。本月報が、当地で活動される皆様にとって、変化する環境を捉え直し、日々の事業戦略や新たな連携の可能性を考える一助となれば幸いです。
末筆ながら、ご多忙の中ご寄稿いただいた執筆者の皆様、ならびに最後までお読みいただいた読者の皆様に、心より御礼申し上げます。
(編集後記担当:FUJI OIL ASIA PTE.LTD. 口野 良祐)
