シンガポール日本商工会議所 

丸山新会頭 就任ご挨拶

 

東芝アジア・パシフィックの丸山でございます。

このたび、皆様のご推挙をいただき、伝統あるシンガポール日本商工会議所の会頭を仰せつかることになりました。甚だ微力ではございますが、重責を全うすべく全力を傾けて参る所存でございます。会員の皆様には何卒ご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

さて、2021年も新型コロナウイルスが国内外へ大きな影響を及ぼす状況が続いております。本総会も、今回、このようなオンラインでの開催を余儀なくされましたが、感染拡大防止施策やワクチン接種の進展などにより、状況が徐々に落ち着きを見せ、少しでも早くシンガポールが以前の賑わいを取り戻すことを願うばかりです。

このような環境下で、JCCIとして、新型コロナウイルスの状況を注視しながらも、進出した日系企業をサポートすべく、会員の声に耳を傾けながら、会員ニーズに沿った事業運営を心がけ、また、シンガポール政府、他の経済団体、政府機関などとの連携を深めるという石垣前会頭の方針と実績を受け継ぎ、さらに深めていくことで、その役割を果たして参りたいと存じます。

本年のJCCIと致しましては、基本的には、これまで過去の会頭が受け継いでこられた本会議所の役割を踏襲しつつも、ますます多様化する企業ニーズに対応する事業活動を実現すべく取り組んで参りたいと考えております。以下、基本的な方針について、5点ご説明させて頂きます。

第1は、「新型コロナウイルスへの対応」でございます
新型コロナウイルスに関する情報をタイムリーに提供することや、アンケートなどを通じて皆様の状況を把握し、共有することは、引き続き実施して参ります。今後、どのような局面に遭遇するのか見えづらいところではありますが、皆様と共に連携して乗り越えていければと考えております。

第2は、「情報提供・ネットワーク拡大」でございます。
ご承知の通り、次世代の成長エンジンとなる新産業の開発や集積に取り組むシンガポールでは、日本や世界が注目するAI、スマートシティなどの最先端産業の育成に取り組んでおります。本会議所としては、これらの会員ニーズの高いテーマの最新情報を、セミナーや機関紙である「月報」などを通じ、タイムリーに提供していくことを心がけて参ります。また、会員の皆様からのご希望の多い交流事業の実施については、新型コロナウイルスの状況が落ち着き、開催できる環境となりましたら、ぜひ実施して参りたいと考えております。

第3は、「ビジネス支援・環境改善」でございます。
従前より、ビジネス支援の一環として、自社サービスのPRを行えるプレゼン大会を開催しておりますが、本年は2019年に引き続き、会員企業の皆様の事業を紹介する冊子を発刊いたします。シンガポール国内のみならず、日本を中心とした国外からのビジネスのきっかけにもなるよう、周知活動にも力を入れて取り組んでまいります。また、環境改善の一環として、アセアン日本人商工会議所連合会とアセアン事務局との対話にも、各国の日本商工会議所やジェトロ様と連携して対応していきたいと考えております。

第4は、「日本のプレゼンス向上」でございます。
JCCIはJCCI基金を通じ、両国関係の深化、シンガポールのローカルコミュニティへの社会貢献を行ってまいりました。寄付企業が寄付額を損金算入できるIPCステータスを2016年に取得しており、これはシンガポール政府からJCCI基金の長年の取り組みを認められた証であり、また、今後同基金がさらに両国関係の強化とコミュニティ振興に寄与していくことに強い期待が持たれていることを意味していると捉えております。

本年もこれまで以上に、日本大使館、日本人会、ジェトロ・シンガポールなど、日本関連コミュニティの皆様とも協力しながら、シンガポール社会に貢献し、シンガポールの皆様との絆をさらに深める活動を展開していきたいと思います。

第5は、「基盤強化」でございます。
現在、シンガポール日本商工会議所には、800会員の皆様にご入会を頂いております。シンガポールの特徴は、多様な業種の企業が進出されていることであり、幅広い分野の企業との交流を通じて、新たなビジネスチャンスにつなげていただくべく、また当地での日本のプレゼンスを高めていくためにも、より多くの企業の皆様に、JCCIへ入会を頂き、各事業へ参加頂けるよう取り組んでまいりたいと思います。

最後になりますが、石垣前会頭におかれましては、ご多忙の中、またコロナ禍で多くの制限が課せられる中、様々な事業へ積極的にお取り組み頂き、また、強いリーダーシップをもってJCCIを導き、シンガポールにおける日系企業のプレゼンス向上に多大なご貢献を頂きました。この場をお借りし、全会員を代表して厚くお礼申し上げます。

以上、会頭就任に当たりまして、私の所信を申し述べさせて頂きましたが、会員お一人お一人のご協力とご参画があってこそなし得るものばかりでございます。これまでにも増して、皆様のご支援とご協力を改めてお願い申し上げる次第でございます。一年間、どうぞよろしくお願い致します。

 

シンガポール日本商工会議所 会頭

丸山 竜司(Ryuji Maruyama)

2021年3月16日